カードローンを借りるには?6つのチェック項目と審査に落ちたときの対処法

カードローン審査 カードローン

「クレジットカードを使いすぎた……カードローンで借りられるかな?」

「カードローンを使ってみたいけど、審査に通るかな?」

「正社員じゃないと審査に通らないって聞いたけど、実際どうなの?」

お金が必要になったとき、カードローンでの借入を検討する方もいるのではないでしょうか。

しかしカードローンの利用には審査がつきもの。「自分は審査に通るのだろうか」と不安に感じてしまいますよね。

本記事では、カードローンの審査ではどのような点がチェックされているのかを元銀行員で、カードローン業務に携わってきた私が詳しく解説していきます。

あわせて、審査に落ちてしまった際の対処法もお伝えしていますので、カードローンを使用してお金の不安を解消したい人はぜひ参考にしてください。

カードローンの審査の基準

カードローンは提供する会社によって審査で重視するポイントが異なりますが、多くの会社に共通する基準があります。それは以下の2点です。

  • 貸付条件を満たしているか
  • 返済能力があるか

それぞれ見ていきましょう。

貸付条件を満たしているか

カードローンを提供する会社にはそれぞれの規定がありますが、大前提として総量規制に抵触しないことが必須です。総量規制とは年収の3分の1を超える融資を行ってはいけないという、貸金業法に定められた原則のことをいいます。

たとえば年収300万円の申し込み者であれば、総額100万円までしか借りられません。違反すれば行政処分は免れないため、貸金業者は審査の段階で入念に確認しています。そのためカードローンの審査では、年収や他社の借入状況も確認されます。

返済能力があるか

カードローン会社にとって最も重要なのが、「貸したお金が回収できるか」ということでしょう。毎月滞りなく返済してもらえるのかを確認するため、年収や雇用形態などを考慮して総合的に判断しています。

ただ収入が多ければいいということでもなく、収入に対する返済金額のバランスや、収入の安定性が重視されることが多いようです。例えば月収10万円のフリーターでも、確実に返済できる金額(総額10万円〜20万円程度)であれば審査に通ることがあります。

カードローン審査の6つのチェック項目

カードローンの審査では、主に以下の項目が確認されています。

  • 信用情報
  • 借入状況
  • 住まいに関する情報
  • 職業
  • 勤務年数
  • 年収

それぞれ見ていきましょう。

信用情報

信用情報機関への照会では、他社の借入状況も確認しています。年収の3分の1を超える融資を行えば「総量規制」に違反するからです。

また総量規制に違反していなくても、年収に占める借入額の割合が大きくなった場合は同様に審査に通らない可能性があります。

借入状況

信用情報機関への照会では、他社の借入状況も確認しています。年収の3分の1を超える融資を行えば「総量規制」に違反するからです。

また総量規制に違反していなくても、年収に占める借入額の割合が大きくなった場合は同様に審査に通らない可能性があります。

住まいに関する情報

審査では住まいに関する情報も確認されます。賃貸なのか持ち家なのか、持ち家でも住宅ローンがあるのかないのかによって返済能力に与える影響が異なると考えられるからです。

収入に見合わない高額な賃貸物件に住んでいる場合や、多額の住宅ローンが残っている場合は審査に通りづらくなるでしょう。

職業

収入の安定性を図る要素として、職業も大きく影響します。公務員や正社員の場合は審査に有利になりやすいでしょう。

一般にアルバイトやパートでは審査に不利だといわれますが、審査に通らないわけではありません。継続的な収入があれば返済能力があると判断される場合もあります。

勤務年数

一般に勤続年数が長いほど、収入が安定していると判断されます。同じ勤務先で長く働いている人は今後も離職する可能性が低く、安定した収入が見込まれるからです。

ただ、5年、10年の勤務年数が求められるわけではありません。1、2年の勤務年数でも審査に通るケースは多々ありますし、3年以上であれば勤務年数が原因で審査に落ちることはないでしょう。

年収

年収は借入可能額に直接影響する要素です。総量規制に抵触しないか確認するだけでなく、収入に対する支出のバランスも重視されています。年収に見合わない支出が多い場合は返済能力が低いと見なされ、審査に通らない可能性が高まります。

カードローンの審査時間

カードローンの利用を検討する際、審査にかかる時間も気になりますよね。

ここでは

  • 消費者金融系
  • 銀行系
  • 信販・クレジットカード系

に分け、カードローンの種類ごとに審査にかかる時間の傾向をお伝えしていきます。

消費者金融系のカードローン

最も審査がスピーディなのが消費者金融系のカードローンです。最短25分で審査が可能なもの・即日融資に対応しているものもあります。利用を急いでいる場合は最も有力な候補になるでしょう。

銀行系のカードローン

一般に銀行系のカードローンは、最も審査時間が長い傾向にあります。メガバンクで2、3営業日地方銀行で1週間程度と考えておいてください。

利用を急いでいる場合は不向きかもしれませんが、他のカードローンと比較して金利が低い傾向にあります。目的に合わせて活用しましょう。

信販・クレジットカード系のカードローン

信販・クレジットカード系カードローンは比較的審査に時間がかかる傾向にあります。特にカードが届いてから借入をするタイプのものであれば1週間以上かかることも少なくありません。

カードローンの審査に落ちる原因

せっかく申し込んでも、審査に落ちてしまう可能性もあります。貸金業者から審査に落ちた理由が開示されることはありませんが、主に以下のような原因が考えられるでしょう。

  • 信用情報に問題がある
  • 返済能力を超えた借入額を設定している
  • 個人情報を正しく記入していない

1つずつ確認していきます。

信用情報に問題がある

先程も触れた通り、過去に支払いの滞納などのトラブルがある場合は審査に通過することが難しくなります。

預金残高の不足などでクレジットカードの引き落としができず、1ヶ月以内に返済を済ませた程度ならば問題ありませんが、2、3ヶ月に渡る延滞は要注意です。

延滞が解消されてから5年間はその記録が残っているので、その間は審査が厳しくなると覚えておきましょう。

返済能力を超えた借入額を設定している

総量規制に抵触していないことは当然ですが、収入に対して借入額が多い場合は返済能力がないと見なされ審査に通らないことがあります。

「せっかく借入をするなら余裕を持った金額にしよう」と考えるのではなく、借入の目的に合った金額を設定してください。

個人情報を正しく記入していない

当たり前のことと思われるかもしれませんが、個人情報は正しく記入しましょう。たとえば「収入を少し多めに記入しておこう」などというのはもってのほかです。そのような嘘は信用情報機関で照会すればすぐにバレてしまいます。

また、そのような「虚偽の申告」をした事実は信用情報にも記載され5年から10年は消えることがありません。その申し込みだけでなく他のローンも利用が難しくなってしまいますので、嘘の申告は絶対にしないようにしましょう。

もしも審査に落ちてしまったら

万が一、審査に落ちてしまった場合にはどうしたらよいのでしょうか?対策は大きく分けて以下の2つです。

  • 審査に落ちてしまった原因を解消する
  • 他社のカードローンに申し込んでみる

それぞれ見ていきましょう。

審査に落ちてしまった原因を解消する

貸金業者から審査に落ちた理由が開示されることはありませんが、原因を検証することはできます。

  • 「借入額は収入に対して適切な範囲か」
  • 「職業の信用度は影響していないか」
  • 「勤務年数が短すぎないか」

などをもう一度見直してください。

また、信用情報に不安がある場合は信用情報機関に問い合わせてみるのもよいでしょう。信用情報に傷がある場合は、すぐに再申し込みをしても審査に通りません。

指定情報信用機関のCICへ問い合わせる

他社のカードローンを申し込んでみる

他社のカードローンに申し込んでみるのも1つの方法です。

どの会社でも

  • 信用情報
  • 借入状況
  • 本人属性

をチェックすることに変わりはありませんが、それぞれ重視するポイントが異なります。ですから「他社に申し込んでみたら審査に通った」ということもあるようです。

ただ、再度申し込む場合には半年ほど期間を開けるのが理想といえます。これは頻繁に申し込みをすることで、返済能力がないと判断されてしまうからです。

審査に落ちてしまった原因も検証しつつ、十分に準備が整った段階でもう一度チャレンジすることをおすすめします。

おすすめのカードローン3選

「カードローンの審査については分かったけど、実際どれを申し込めばいいの?」

「たくさんカード会社があって、違いが分からない……」

そんな方のために、ここでは実際に私がおすすめしたいカードローンをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

プロミス

とにかく急いでいる方におすすめなのがプロミスです。24時間ネットで手続きできるだけでなく、最短15秒で審査終了最短25分で融資完了というスピード感が強みです。

さらに50万円以下の借入なら収入証明書が必要なく、本人確認書のみで借入できます

アコム

500万円以上の借入を検討している場合は、アコムもおすすめです。借入可能額は審査の結果で決まりますが、最大で800万円まで借入できます。

24時間ネット申し込みが可能で、最短30分の融資が可能です。プロミスと同様に50万円以下の借入なら収入証明書の提出は不要です

楽天銀行スーパーローン

銀行系のカードローンということもあり、金利が低く(実質年率1.9〜14.5%)抑えられています。消費者金融系のカードローンには劣りますが、最短翌日融資が可能なので、当日資金が必要な方でない限り問題ないでしょう。

ただ現状ではカードレスに対応していないため、自宅に郵送物が届きます。家族に知られたくない方は注意してください。

疑問が解消したら、実際に申し込んでみましょう

初めてカードローンを利用する際は、審査で何を見られているかが分からず不安に思うこともあるでしょう。ただ、本記事を読んだことでカードローンの審査で押さえるべきポイントが見えてきたのではないでしょうか。

審査は申し込み者が安全にカードローンを利用するためにも必要なものです。あまり怖がりすぎず、必要に応じて活用してください。






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